BMW―中国合弁への出資比率引き上げ完了―

高級車大手のBMWは11日、華晨中国汽車(ブリリアンス)との現地合弁会社、BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)への出資比率引き上げ計画が同日付で現地当局から承認されたと発表した。これにより出資比率は従来の50%から75%に拡大。BBAは完全連結会社となった。

BBAはBMWとブリリアンス、瀋陽市が2003年に設立した企業。BMWは18年に出資比率引き上げで合意し、取引条件交渉と当局の承認取得を進めてきた。18年時点の発表によると、取引金額は36億ユーロ。今回の取引完了により、ブリリアンスの出資比率は40.5%から25%へと低下し、瀋陽市は資本撤退した。

BBAを完全連結会社としたことで、BMWの22年の売上高と営業利益(EBIT)は大幅に増加する見通し。売上高営業利益率については大きな影響がないとしている。

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