海上コンテナ輸送大手であるAPモラー・マースク(デンマーク)は1日、ロシア発
着貨物の輸送を一時停止すると発表した。ウクライナ侵攻による対ロシア制裁を受
けた措置だ。ロシアの全港が対象だが、食品、医療品、人道援助物資は除外する。
マースクは1992年にロシア市場に参入した。ロシア港湾会社のグローバル・ポート
に31%出資していることに関連しては、「日々変化する制裁や規制などの状況を見
極めながら対応を準備していく」としている。
日本の海運大手3社によるコンテナ船事業会社オーシャン・ネットワーク・エクス
プレス(ONE)、独ハパックロイド、MSCメディタレニアン・シッピング・カンパ
ニー(スイス・伊資本)などもこれまでに同様の措置をとっている。