●完工後は独ポルシェのEVモデル向けに生産か
●同合弁は独大手メーカーなどにアルミ製部品を供給
スペインの自動車部品大手ゲスタンプとギリシャのアルミ押出材大手エテム(Etem)の合弁会社、エテム・ゲスタンプが、ブルガリアのソフィア近郊に持つ自動車部品工場を拡張する。投資額は1億2,000万レフ(約6,140万ユーロ)で、技術強化と構内物流の自動化に振り向ける。今後2年間で熟練労働者を130人雇用する予定。南東欧ニュースサイト『SeeNews』が2日報じた。
ブルガリアのイノベーション・成長省によると、エテム・ゲスタンプはドイツの大手自動車メーカー向けにバッテリーケースのアルミ部品を供給する契約を結んだ。現地メディアは、工場の拡張は独ポルシェの電気自動車(EV)モデル向けに生産を拡大する必要があるためとしている。
エテム・ゲスタンプは2019年に3,000万ユーロで設立された。ドイツの自動車メーカーではBMW、アウディ、ダイムラー、ポルシェ、フォルクスワーゲン(VW)にアルミ製部品を供給している。(1BGN=63.97JPY)