英自動車工業会(SMMT)は4日、同国の2022年2月の乗用車新車登録が5万8,994台となり、前年同月に比べ15.0%増加したと発表した。前年同月は、新型コロナウイルスの感染拡大防止措置により、ショールームが営業を休止していたため、新車登録が急減していた背景があり、2020年2月と比べると25.9%減少となる。経済の不安定化や半導体の供給不足による新車供給の停滞が新車市場の販売低迷に影響している。1~2月の累計は、前年同期比23.0%増の17万4,081台だった。
2月の顧客別の登録台数は、個人が30.0%増加しており、大口法人は2.0%増と小幅の伸びにとどまった。
燃料別では、電気自動車(BEV)が前年同月比196.3%増の1万417台となり、市場シェアを17.7%に拡大した。プラグインハイブリッド車(PHEV)は同48.9%増の4,677台で、市場シェアは7.9%だった。ハイブリッド車(HEV)は、同115.4%増の6,883で、市場シェアは11.7%となっている。