EU統計局ユーロスタットが15日に発表したユーロ圏の1月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は、前月比で横ばいだった。12月まで2カ月連続でプラスとなっていたが、22年は不調な出足となった。(表参照)
分野別では非耐久消費財が3.1%上昇したが、中間財とエネルギーが0.3%、資本財が2.4%、耐久消費財が0.5%の幅で低下した。
EU27カ国ベースの鉱工業生産指数は0.4%上昇。主要国はドイツが1.3%、フランスが1.6%の上昇、イタリアが3.4%低下、スペインが横ばいと明暗が分かれた。
前年同月比ではユーロ圏が1.3%の低下、EUが0.4%の上昇となった。前月はユーロ圏が2.0%、EUが2.8%の上昇だった。