ブルガリアのスマート機器大手アルテルコ、米子会社の増資を実施

●発行株式の総額を700万レフ(約360万ユーロ)まで引き上げ

●エネルギー価格の高騰で同社製品に対する需要は大きく拡大

ブルガリアのスマートデバイスメーカー、アルテルコ(Allterco)は15日、米子会社のアルテルコ・ロボティクスの増資を行う意向を明らかにした。新たに額面1レフの株式550万株を発行し、発行株式の総額を700万レフ(約360万ユーロ)まで引き上げる。同社によると、世界的なエネルギー価格の高騰で製品に対する需要は大きく拡大しており、増資により新製品の開発と生産能力の拡充、新市場の開拓を進めていく。

アルテルコ・ロボティクスは今年中に家庭用及びオフィス用のオートメンション関連製品の開発に向け投資するとともに、技術サービスの種類を拡充する予定。また研究開発部門を増強するほか、米国、英国、オーストラリア向け製品の互換性も改善する。

ブルガリアの首都ソフィアに拠点を置くアルテルコは家庭向けオートメーション機器の「シェリー(Shelly)」やスマートウォッチの「MyKi」、自動車などに搭載するトラッカーなどのスマート機器を生産している。アルテルコ・ロボティックスは米国に拠点を持つ。(1BGN= 67.01JPY)

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