プジョーがパキスタン事業を開始、現地生産の「2008」を販売

欧州自動車大手のステランティスは17日、傘下のプジョーがパキスタンの自動車メーカー、ラッキーモータース・コーポレーションと提携し、同国で事業を開始したと発表した。まずはプジョー「2008」の現地生産と販売事業を行う。欧州ブランドの自動車が同国で組み立てられるのはこれが初めて。「2008」の電気自動車(EV)モデル「e-2008」の生産を行う可能性もある。

イスラマバード、ラホール、ファイサラバード、シアールコート、グジュランワラ、カラチの国内6都市に販売からアフターサービスまで提供するディーラー8店舗を開設した。生産はラッキーモータースがカラチに持つ工場で行う。将来的に最先端設備を導入した生産施設も整備する。

ラッキーモータースはパキスタンの複合企業ラッキーグループと韓国起亜自動車の合弁会社。2019年に稼働したカラチ工場では起亜のモデルを生産している。ラッキーモータースは今回のプジョーとの提携を皮切りに、ステランティスの他のブランドにも事業を拡大する意向を示している。

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