●工場は年産能力22MWh、円筒形の電池を生産
●第2期工事の完了後はEV向けのバッテリー生産も開始
トルコの電池メーカー、アスピルサン・エナジ(Aspilsan Energy)はこのほど、国内初となるリチウムイオン電池の量産を5月から開始する予定だと発表した。トルコ国防財団(TSKGV)が98%を出資する同社は現在、中部のカイセリ市郊外で電池工場の建設を進めている。
工場は年産能力が22メガワット時(MWh)。面積は2万5,000平方メートルで、円筒形のリチウムイオン電池を生産する。製品は軍用のほか、通信、ロボット、家電、エネルギー貯蔵用途にも使われる見通し。
すでに開始されている第2期工事の完了後は電気自動車(EV)向けのバッテリー生産を開始する。同社によると、当初はセル単位でEVメーカーに納入し、将来的にセルを積み重ねたスタックを供給する方針だ。