●デブレツェン工場は25年の操業開始予定、主に電動車を生産
●グループでCO2の排出が実質ゼロとなるのは同工場が初めて
独BMWは4月30日、ハンガリー東部デブレツェンに建設するする工場がカーボンニュートラル(炭素中立)になると発表した。グループの工場で二酸化炭素(CO2)の排出が実質ゼロとなるのは、同工場が初めてとなる。
デブレツェン工場は2025年の操業開始を予定する。新シャシ「ニュークラス」を用い、主に電動車(EV)を生産する方針だ。組立工程に必要なエネルギーは、自家発電するほか、地域の再生可能エネルギーを調達する。
BMWはまた、金属くずや熱などの材料・資源をできる限り再利用するなど、循環型経済の推進でも持続可能性に取り組んでいる。
BMWは20年代末までに、製造の過程で排出されるCO2の量を19年比で80%削減する目標だ。デブレツェン工場は、その達成に向けた重要なステップと位置付けられている。