独シェフラー、ロールス・ロイスと長期提携

独自動車・産業部品大手のシェフラーは4月29日、航空機エンジン大手のロールス・ロイスと12年間の長期提携について合意したと発表した。ビジネスジェット機および大型航空機向けエンジンの転がり軸受システムの開発・生産で協力する。

今回の提携は2024年から開始する。ロールス・ロイスは2035年まで、シェフラーの最先端の製造技術で生産された高品質・高性能な転がり軸受の供給を確保することができる。両社はすでに約40年の長期に渡り協力関係にある。

シェフラーは今回の提携において、欧州事業における供給量の100%を引き受ける。大部分はドイツのシュヴァインフルト工場で生産する予定。シェフラーはさらに、シミュレーション、設計、生産、試験などのノウハウを通して新しい開発プログラムをサポートする。

両社はこのほか、再生ベアリングの供給を含むMRO(メンテナンス、修理、オーバーホール)事業の取り組みを強化することでも合意した。再生ベアリングの供給により、製品の寿命が延長され、CO2排出量の削減、省資源にも寄与することができる。

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