独商用車大手のダイムラー・トラック は4日、独廃棄物処理・リサイクリング大手のレモンディスに完全電気駆動のごみ収集車を納車したと発表した。今回供給したごみ収集車は、メルセデスベンツの大型EVトラック「eアクトロス」をベースとし、後部車体(リアローダー)に独ファウン社の電動回転ドラム式粉塵装置「FAUN Rotopress」を搭載している。電気モーター2基と2速変速機を組み合わせたパワートレインを採用したことにより、通常のディーゼルトラックに比べ、加速性能や乗り心地が大幅に向上している。当該車両は4月から、主にケルン市内で産業廃棄物の収集などに投入されている。