●スター・アセンブリは2020年からHV用のギアボックスを生産
●兄弟会社と合わせると、国内では3番目に大きな輸出企業
独高級車大手メルセデスベンツのルーマニア部品子会社、スター・アセンブリはメルセデスの電気自動車(EV)向けにギア部品を生産する。ルーマニア政府が12日に明らかにしたもので、同社は3,500万ユーロの補助金交付を受け中部のセベシュにある工場を整備した。生産の開始時期は明らかにされていない。
スター・アセンブリは2020年からハイブリッド車(HV)用のギアボックスを生産している。以前は標準的な内燃機関車用のAT部品を手掛けていた。投資残高は3億2,000万ユーロに上る。
同社の2020年の純利益は3億1,350万レイ(約6,340万ユーロ)、売上高は73億7,000万レイだった。中部のクジルでギア部品を製造している兄弟会社のスター・トランスミッションと合わせた従業員数は2,600人。国内ではダチア、フォードに次いで3番目に大きな輸出企業だ。(1RON=27.13JPY)