ノキアンタイヤズ、長距離バス用タイヤの新製品を発売

フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズは19日、長距離バス用タイヤの新製品「ノキアン・ハッカトラック・コーチ」を6月から発売すると発表した。全天候型の同製品はすべての車軸に適したオールポジションタイヤで、主に幹線道路での利用を想定する。

同社のこれまでのバスタイヤは、主に冬タイヤの最適化と、車軸ごとに異なるタイヤバリエーションの展開を重視してきた。一方、操舵軸、駆動軸、ボギーアクスルのいずれにも装着できるオールポジションタイヤへの需要が中欧地域で高いことから、今回の新製品開発につながった。

静粛性に優れる新製品はトレッドに細かな溝(サイピング)を刻み、あらゆる路面状況に対応できる高いグリップ力を確保した。耐摩耗性が高く、摩耗の傾向に均一性を持たせているため耐用年数の期間を通して良好な状態を維持できる。小石をかまない特殊設計(ロックレジスター)でタイヤの損傷を防ぐほか、頑丈なカーカス(骨格層)構造によりリトレッド(更生タイヤ)による2次利用にも適している。

サイズは295/80R22.5と315/80R22.5の2種類をラインナップする。同タイヤのトレッドパターンを張り付けたリトレッドタイヤ製品も同時発売する。

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