ルーマニアがバッテリー業界人材育成、20億ユーロの投資招致目指し

●EU系の投資機関EITイノエナジーと提携して人材育成を推進

●今後4年間で約2万人に専門知識・技能を身に付けてもらう方針

ルーマニアが今後5年でバッテリー業界に20億ユーロの投資を呼び込むことを狙っている。その実現に必要な人材育成に向けて政府は2日、持続可能エネルギー分野の研究開発・実用化を支援する欧州連合(EU)系の投資機関EITイノエナジーと提携することで合意し、覚書を交わした。

合意によると、研修・教育を通じて今後4年間で約2万人にバッテリー業界で働ける知識・技能を身に付けてもらう方針だ。EITイノエナジーのディエゴ・パヴィア最高経営責任者(CEO)は、「2025年までにバッテリー関連プロジェクトによって、間接雇用も含め300万~400万人の雇用が創出される」という予想に基づき、欧州で約80万人の技能労働者が必要になるとの見方を示した。

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