●表面実装(SMT)ライン1本を、局所はんだ付けラインに交換
●従来は実装できなかった熱に敏感な部品にも新ラインは対応
電子機器の受託製造サービス(EMS)を手がけるフィンランドのインキャップが、スロバキア工場で新しい局所はんだ付けラインが稼働したと発表した。顧客のニーズに対応する目的で、140万ユーロを投資した。
スロバキア工場のミハリク責任者によると、北部ナーメストヴォ工場で従来の表面実装(SMT)ライン1本を、局所はんだ付けラインに交換した。リース方式をとることで、「品質を維持しながら生産能力を拡大するとともに、柔軟性を維持できる」とその長所を指摘した。
新ラインは最新技術を導入しており、従来は実装できなかった熱に敏感な部品にも対応しているという。
ナーメストヴォ工場は2008年に操業を開始。総床面積は5,200平方メートルで、欧州で事業を展開する世界的な大手企業を顧客に持つという。主に特殊基盤の組立て、完成品製造および機構部品組立てを行っている。