中国アリババ、イスラエルのR&D拠点を閉鎖

中国電子商取引(EC)大手のアリババがイスラエルの研究開発(R&D)センターを
閉鎖する。26日、従業員に電子メールで通告したもので、40〜50人いると言われる
従業員は全員解雇される。
同センターでは昨年11月に最高経営責任者(CEO)を含む経営陣の2人が辞職した。
アリババによる後任探しは難航し、その間も社員が米テクノロジー大手に転職する
ケースが相次いでいたという。
アリババは2017年12月、買収した現地QRコードスタートアップのビジュアルリード
を核としてR&Dセンターを設立した。19年には拡張現実(AR)技術のインフィニ
ティARを買収してセンターに統合した。
R&Dセンターは、(1)無人店舗など「スマート施設」向け技術(2)機械学習の自
動化技術(AutoM)(3)高度なテキスト検索を備えた写真アプリ——の開発に携
わってきた。(1)は中止となったが、(2)と(3)はすでに実用化されている。

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