●2025年末までに100カ所に設置する計画
●プラハ市は4年以内に充電インフラ設置数を750カ所に増やす計画
独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が、プラハの電力供給会社プラハ・エナジー(PRE)と提携し、プラハ市内に急速充電ステーションを設置する。2025年末までに100カ所に設置する計画で、現在、立地候補を探しているところだ。電動車(EV)の普及に向けたインフラ整備を図る。
計画によると、出力150キロワット(kW)以上の充電器を200基設置する。各ステーションで同時に2台充電できるようにするが、どのような技術仕様を採用するかはまだ決まっていない。
いずれにしても、シュコダ自とPREの提供する充電サービスの顧客は、両社のサービスと新しい急速充電サービスのすべてを利用できるようになる。
プラハ市は今年2月、4年以内に市内の充電インフラ設置数を750カ所に増やす計画を採択した。気候変動対策計画では、30年までに最低1万カ所の設置を狙う。現在の既設置数は全国で2,000基だ。チェコで登録されているプラグインハイブリッド車(PHV)は1万5,000台に過ぎず、その多くがプラハ圏に集中している。
チェコではシュコダ自が電動SUV「エンヤックe」を生産するほか、現代自動車も20年3月から小型SUV「コナ・エレクトリック」を製造している。