シュコダ自、本社工場に5Gネットワークを試験導入

●スマートファクトリー実現に向けた、さらなる一歩と位置付け

●品質管理の合理化や、設備の予知保全などが実現できる

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は27日、ムラダー・ボレスラフ本社工場でスタンドアローン(SA)5G技術による社内ネットワークを試験的に立ち上げたと発表した。製造の柔軟化と効率化を実現する「スマートファクトリー」実現に向けた、さらなる一歩と位置付けている。

シュコダ自では、5Gネットを活用することで、品質管理の合理化や、設備の予知保全などが実現できるとみる。試験を通じて、工場内物流の自動化、拡張現実(AR)技術による遠隔保守作業などが現実に機能するかどうかを確かめる。

5Gネットは、既存の社内ネットワークと統合する形で運用する。

シュコダ自によると、これまでにチェコでSA-5G技術が商用化された例はごく少数という。

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