現代自がチェコの水素産業構築を支援、両国の団体・企業と提携覚書

●チェコ政府は30年までにFCV5万台を導入する計画

●両国の13団体・企業が水素のエコシステム構築で協力

水素燃料電池自動車(FCV)を2030年までに5万台導入するというチェコの目標達成を韓国が支援する。現代自動車は6月29日、チェコの水素産業エコシステムを構築するため、両国の水素関連団体および企業と提携の覚書を交わしたことを明らかにした。

チェコ水素協会、水素技術プラットフォーム(HYTEP)、韓国官民水素コンサルティング機関のH2KOREA、現代自傘下の物流会社ヒュンダイ・グロービス、チェコの新興自動車メーカーのゼブラグループ(Zebra Group)など13団体・企業が水素の生産から貯蔵、輸送、利用に至るエコシステムで協力する。

現代自は燃料電池(FC)システムの供給と開発での支援とともに、業界の情報交換を促進し、水素生産技術の開発や実証にも関わる。チェコ市場向けの小型多目的FCトラックなど、水素モビリティの開発も支援する。水素充填インフラの構築拡大では、韓国の官民コンサルティング組織、水素フュージョンアライアンスと連携して充電ステーション関連技術を共有し、その構築と運営上のノウハウを提供する。

ヒュンダイ・グロービスは、サプライチェーン管理のノウハウを生かし、水素の生産から利用に至るネットワークでの供給に関わる責任を負うとともに、FC商用車と同コンポーネントの輸送サービスを提供する。

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