チェコの平均賃金1,500ユーロ、中欧4カ国で最高

●V4ではこれにハンガリー、ポーランド、スロバキアと続く

●法定福利費の比率が最も高いのはスロバキア

中欧4カ国(V4)のなかで、チェコの平均賃金が1,533ユーロで最も高いことが、監査法人のマザール(Mazars)の調べで分かった。税金や、社会保険料などの法定福利費は賃金の33.8%でスロバキアに次いで高かった。

マザールが中欧・東欧22カ国を対象にまとめた今年度版の人件費・課税調査によると、やはりV4に数えられるハンガリーは1,369ユーロ、ポーランドは1,301ユーロ、スロバキアは1,185ユーロだった。前年比の変動では、ハンガリーの上昇率が19%と最も大きく、チェコ(12%)、スロバキア(6%)がこれに続いた。ポーランドは2%減少した。

税金・法定福利費の賃金に対する比率はスロバキアが35.2%で最も高く、ポーランドは20.5%、ハンガリーは13%だった。

マザールは毎年、中東欧22カ国を対象に人件費や税金に関するデータを集計している。

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