英新車登録、6月は24.3%減少 1/2

英自動車工業会(SMMT)は7日、同国の2022年6月の乗用車新車登録が14万958台となり、前年同月に比べ24.3%減少したと発表した。部品不足による新車供給の停滞が引き続き影響している。1~6月の累計は、前年同期比11.9%減の80万2,079台だった。

6月の顧客別の新車登録は、個人が前年同月比21.7%減の6万9,453台と大幅に減少したものの、大口顧客(6万7,242台、前年同月比27.6減)と比べて減少幅は小さかった。メーカーが個人顧客向けの電気自動車の供給に注力していることが背景にある。

燃料別では、電気自動車(BEV)が前年同月比14.6%増の2万2,737台となり、市場シェアは16.1%に拡大した。プラグインハイブリッド車(PHEV)は、前年同月比36.5%減の7,714台に減少している。BEVとPHEVを合わせたプラグイン電気駆動車の市場シェアは21.6%と、全体の5分の1以上を占めている。ハイブリッド車(HEV)は1万4,978台と、前年同月に比べ7.3%減したものの、市場シェアは10.6%に拡大した。

プラグイン電気駆動車(BEV、PHEV)の販売は伸びているものの、成長は鈍化している。SMMTによると、2022年上半期(1~6月)のプラグイン車の新車登録は前年同期比26.0%増にとどまっており、2021年上半期の伸び率161.3%と比べると大幅に鈍化している。

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