工作機械・レーザー大手の独トルンプは21日、2022年6月通期の売上高が前年比20%増の42億ユーロ(暫定値)と大幅に伸びたことを明らかにした。40億ユーロを超えるのは初めて。サプライチェーンの世界的な混乱の影響を強く受けたものの、機器のIoT化や電動車市場の拡大を背景に半導体需要が拡大していることが強力な追い風となった。
同社は蘭半導体製造装置大手ASMLの新世代露光装置向けに、半導体チップの表面を極端紫外線(EUV)で加工するためのレーザー装置を供給している。ASMLの装置は技術面で他社を圧倒していることからニーズは強く、トルンプの業績拡大につながっている。
ASMLとの取引拡大を受けオランダは同社最大の市場となっており、22年6月期の同国売上高は約8億4,000万ユーロに達した。2位の米国(6億5,500万ユーロ)、3位のドイツ(5億9,000万ユーロ)を大きく上回っている。
22年6月期の新規受注高は約56億ユーロに達した。前期比の増加幅は42%と売り上げの2倍強に上る。