日本電産がソフィアにR&D拠点を計画、年内に100人を雇用

日本電産(Nidec)がブルガリアの首都ソフィアに研究開発(R&D)拠点を設置す
る計画だ。同国のイノベーション・成長省が27日明らかにしたもので、投資額は
350万米ドル。年内にエンジニア100人を雇用し、次世代の自動車モデル向けにハー
ドウエアとソフトウエアを開発する。
同省のダニエル・ロラー大臣は、ブルガリアが自動車産業のR&D活動の中心地にな
りつつあると指摘。「ブルガリアは変化している」と述べ、これまでの労働集約的
な産業形態から、イノベーショナルな事業活動を通じて成長を促進させるスマート
ワークの場に転換していると強調した。
日本電産は中東欧ではポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ルーマニ
ア、ブルガリア、トルコ、ロシアに拠点を持つ。今年7月にはセルビアのノビサド
で車載モーターと関連製品の工場を着工した。

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