英GKN、「eドライブ」の累計生産数が200万基に

英自動車駆動部品大手のGKNオートモーティブは4日、電気駆動システム「eドライブ」の生産が200万基を超えたことを明らかにした。同社は電動車に対する需要の増加を受け、同システムのラインナップ拡充と生産強化を行うとともに、新興電気自動車(EV)メーカーに新製品を提供していく。

同社は電動パワートレイン(eパワートレイン)部門を通じて「eドライブ」事業を展開する。モジュラー式の同駆動システムは電気モーターとインバーター、トランスミッションを一体化した「3-in-1」システムで、インバーターは独立したハウジングに収容されている。個々のモジュール単位や、任意の組み合わせの「2-in-1」システムとしても利用できる。

同社は先月、800ボルトシステムに対応する次世代インバーターを発表した。これにより充電時間の短縮や航続距離の拡大などの性能向上が見込めるほか、電動パワートレインの軽量化や構造の簡素化、コスト削減が可能になる。

GKNオートモーティブはジャガーランドローバー(JLR)のフォーミュラEチーム「ジャガーTCSレーシング」と提携しており、レースを通して培ったノウハウを製品開発に生かしている。

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