化学大手の独コベストロは19日、アジア太平洋市場での再生ポリカーボネート供給量を2026年までに6万トン超とする計画を発表した。電機製品や自動車、消費財などで需要が拡大していることに対応するとともに、自社の活動に伴う二酸化炭素(CO2)の排出削減を図る。
上海拠点内に廃ポリカの選別、粉砕、再整粒、コンパウンディングを行うメカニカルリサイクル(MCR)設備を設置し、23年から操業を開始する。投資額は2,700万ユーロ超。再生ポリカを混合した高品質の製品を年2万5,000トン超、生産する。
タイのマプタプット工業団地にある既存のコンパウンド設備も年末までにMCR設備へと切り替える。