韓国ポスコ、ポーランドでバッテリーリサイクル工場が完工

●EVバッテリー材料・部品の主要メーカーとして地盤を固める

●使用済みバッテリーを年7,000トン破砕処理する能力を持つ

韓国の鉄鉱・化学大手ポスコは26日、ポーランドのバッテリーリサイクル工場が完工したと発表した。カソード材料・前駆体を含むEVバッテリー材料および部品の主要メーカーとして地盤を固める戦略の一環だ。

新工場の立地は、首都ワルシャワの北方約30キロに位置するブジェク・ドルヌィだ。使用済みバッテリーを年7,000トン破砕処理する能力を持つ。破砕されたバッテリーは、ニッケル、リチウム、コバルト、マンガンを含むブラックマス(Black Mass)として韓国に出荷する。ポスコが中国・浙江華友コバルトと合弁運営するポスコ・HYクリーンメタルが、ブラックマスから各金属を抽出する。整備中の抽出工場は、年1万2,000トンのブラックマスを処理できる見通し。

ポスコは鉄鉱事業への依存を修正するため、グループとして事業多角化を進めている。

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