ファルタ―業績予測を撤回―

電池大手の独ファルタは23日、2022年12月期の業績予測を取り下げた。エネルギー、原料コストの上昇分を顧客に転嫁しきれないうえ、大型受注2件で製品の引き渡し手続きが遅れているためと説明している。同社は7月に業績予測を下方修正したばかり。売上見通しが立たないため、現時点で新たな予測を提示することはできないとしている。

ファルタは7月末、先行き見通しの不透明感を理由に売上高を従来予測の「9億5,000万~10億ユーロ」から「8億8,000万~9億2,000万ユーロ」に下方修正。営業利益(EBITDA、調整済み)も「2億6,000万~2億8,000万ユーロ」から「2億~2億2,500万ユーロ」に引き下げた。

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