伊自動車部品大手のマレリは9月27日、インド南部のバンガロールにソフトウエア・エンジニアリングの研究開発(R&D)センターを開設したと発表した。デリー首都圏のグルグラムにあるエンジニアリングセンターと連携して運用し、インド事業における研究開発能力を強化する。バンガロールの拠点では今後2年間で約600人のエンジニアを雇用する予定で、2拠点を合わせた技術者を約1,600人以上に拡大する。
新センターではエレクトロニクス、自動車照明、内燃パワートレインと電動パワートレインなど、マレリの主力分野に焦点を当てる。新たに開発するのは、◇コックピットDCU(ドメイン制御ユニット)◇センサー技術を含む、次世代の電子システム◇電子機器の設計シミュレーション技術など。
マレリはインドの7都市に14の工場と2つのR&D拠点を持つ。同社のディネシュ・パリワル会長は、「インドは世界で最も重要な研究開発とイノベーションハブのひとつであり、人材も豊富だ」と述べている。