製造業受注残高、7カ月連続で記録更新

ドイツ連邦統計局が19日発表した8月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節調整後の実質で前月を0.3%上回る154.1(暫定値)となり、統計開始(15年)後の最高を7カ月連続で更新した。原料・部品不足とエネルギー価格の高騰を背景に生産が低迷。新規受注高が2.4%減少し、売上高が1.0%増加したにもかかわらずとなり、新規受注が売り上げを上回ったことから、受注残高が膨らんだ。受注残高は前年同月比(物価・営業日数調整値)では11.1%増加している。

国内受注の残高が前月比0.1%増、国外が同0.5%増とともに拡大した。部門別でみると、投資財が0.3%、消費財が1.8%の幅で増加。中間財は0.1%減少した。

受注残月(受注残高が売り上げの何カ月分に相当するかに換算)は前月と同じ8.0カ月だった。部門別の内訳は投資財が11.8カ月(前月11.9カ月)、中間財が3.9カ月(4.0カ月)、消費財が3.6カ月(3.5カ月)となっている。

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