ポーランドの液化ガス容器メーカー、ケメット(Chemet)は18日、鉄道貨物車両のデジタル化を図るため、スイスのネクシオ(Nexxiot)と提携して技術を導入すると発表した。ネクシオのセンサーとデータ解析技術により鉄道タンク車の走行位置をリアルタイムで捉えることが可能になる他、総走行距離や車両の振動、温度変化などを監視できるようになり、異常の早期検知や故障と損失の拡大防止につながると期待される。
ポーランド南部のタルノウスキエ・ゴールイとフランスに拠点を持つケメット・グループは液化ガス向けの鉄道タンク車の他、圧力タンク、シリンダー、タンクローリーを生産している。
スイスのチューリヒに拠点を置くネクシオは物流企業によるIoT(モノのインターネット)技術やデータ解析の導入を支援している。