フランクフルト国際空港の運営会社フラポートは20日、ルフトハンザドイツ航空と合弁会社を設立したと発表した。同空港のサービスの質を向上させ、競争力を高める狙い。
折半出資で新会社フラアライアンスを設立した。主にルフトハンザが使用している第1ターミナルのサービス改善を図る。まずはセキュリティー・チェックの予想待ち時間をルフトハンザの専用アプリを通して乗客にリアルタイムで伝えるようにする。同空港ではセキュリティー・チェックで長蛇の列ができ、乗客が予定していた便に乗り遅れる事態がしばしば発生。大きな問題となっている。待ち時間を知らせることで乗客が計画的に行動できるようにする。
乗り継ぎの際にセキュリティー・チェックを2度、受けるという無駄も解消し、乗継便に速やかに搭乗できるようにする。
ルフトハンザはドイツ2位のミュンヘン空港ではすでに、運営会社と合弁会社を展開。ターミナル運営を共同で行っている。同国最大のフランクフルト空港でも合弁を通して空港運営を改善していく意向だ。