イスラエルのサイミュレートが印法人設立、サイバーセキュリティサービス提供

●サイバーセキュリティの革新技術を政府や両国の企業に提供

●同社はシリーズDの資金調達ラウンドで7,000万ユーロを確保

イスラエルの拡張セキュリティ体制管理(XSPM)大手サイミュレート(Cymulate)はこのほど、インドに法人を設立したことを明らかにした。本国とインドの同分野における技術協力の深化を図り、XSPMの需要拡大に対処する。セキュリティ管理を継続的に評価し、サイバー脅威を自動診断するためのサイバーセキュリティの革新技術を政府や両国の企業に提供する。

サイミュレートの共同創設者でもあるワックスマン社長によると、同社の重要な成長市場であるインドでの法人設立により顧客や管理サービスプロバイダーなどを現地でサポートし、サイバーセキュリティリスク軽減のための革新的ソリューションの提供が可能になる。両国のテクノロジー関係のさらなる深化にもつながると期待している。

サイミュレートはインドでは大手銀行、保険会社、国際テクノロジー企業などの顧客に対し、サイバーセキュリティ体制を管理・最適化するソリューションをオンプレミス(企業内)およびクラウドで提供している。また、サイバー攻撃予防策として顧客独自の攻撃シナリオを作り、継続的に自動評価などを行うことができる。今後、現地事務所を通してインドの顧客へのサービス水準を高め、現在行っている共同プロジェクトを強化する。

サイミュレートは先ごろ、「シリーズD」の資金調達ラウンドで7,000万ユーロを確保した。資金は新XSPMソリューションのテストに投入する。

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