シェフラー―従業員を追加削減、車両電動化の加速受け―

軸受大手の独シェフラーは8日、従業員8万3,000人のうち1,300人を2026年までに整理すると発表した。内燃機関車から電動車への移行が予想を上回るスピードで進んでいることを受けた措置。同社は自動車業界の構造展開を踏まえ2018年からこれまでに計1万2,000人以上を削減している。

今回の人員整理はドイツが1,000人と大半を占める。削減の4分の3を内燃機関車向け部品の研究開発と中枢機能分野で実施する計画。リストラ費用は1億3,000万ユーロで、26年からコストが年1億ユーロ圧縮される。経営上の理由による整理解雇は行わない。

クラウス・ローゼンフェルト社長は、特に中国と米国市場で車両電動化のスピードが予想よりも早いことを明らかにした。

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