ガス使用メーカーの89%が消費量を抑制

天然ガスを使用する独メーカー(全体の59%)のうち89%が過去6カ月間に消費量を引き下げたことが、Ifo経済研究所の10月のアンケート調査で分かった。そのうちの75%は生産以外の分野で消費量を抑制。生産分野で抑制を行ったのは14%と比較的、少なかった。

生産へのガス投入を減らした割合が最も高い業界は印刷物で、40%に上った。これに金属製造・加工が35%、繊維が26%で続いた。化学も17%と平均(14%)を上回っている。機械は4%、自動車は5%にとどまった。

一方、今後6カ月以内に消費量を引き下げる可能性があるとの回答は80%だった。生産以外の分野での抑制が39%だったのに対し、生産分野での抑制は41%と多い。

生産へのガス投入を減らす可能性があるとの回答が最も高い業界はガラス製品・セラミック製造/石・土加工で、69%に上った。これに化学(57%)、金属製造・加工(53%)、ゴム・樹脂製品(51%)が続く。自動車は39%、機械は27%、製紙は26%だった。

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