独構内運搬機メーカーのシュティルはこのほど、2023年から燃料電池システムを自社工場で生産すると発表した。また、水素インフラなどを含む包括的なサービスを顧客に提供するため、ハンブルクのエンジニアリング会社ハイドロジェントル(Hydrogentle)と提携する。
具体的には、倉庫業務用の車両向けに24ボルトの燃料電池システムをハンブルクにある基幹工場で生産する。これにより、リチウムイオン電池を搭載した電気駆動車両だけでなく、燃料電池システムを搭載したモデルも提供できるようになり、製品の幅が拡大する。
ハイドロジェントルは、特殊プラントの建設計画、実現可能性(フィージビリティ)の分析、水素インフラのコンサルティングなどを事業としている。同社との提携により、燃料電池、技術サービス、水素インフラを含む包括的なサービスを提供することができる。