スウェーデン商用車大手のボルボグループは15日、米トラックステーション大手パイロット・カンパニーと北米地域における充電網整備で協力することで合意したと発表した。中・大型の電気トラック向けに公共充電インフラを整備する。トラック事業者が持つ航続距離への不安を解消し、電気トラック購入のハードルを下げる狙いがある。両社は今後、戦略提携する予定。
パイロット・カンパニーが運営する「Pilot」と「Flying J」の両ブランドのトラックステーションに高性能の充電設備を導入する。米国とカナダで運営する750カ所のトラックステーションと、ボルボの中・大型電気トラックと充電ソリューションを組み合わせ、高性能で信頼できる充電ソリューションを提供する。
充電スタンドの導入に際しては、ボルボと傘下のマックトラックが地域単位の電気トラックの普及台数などに基づきニーズの高いステーションを選定する。同事業に対する公的助成金の受給可能性も探る。