ロスネフチ、ハッカソンで先端ソリューションを発掘

●業務プロセスのデジタル化に役立つソリューションを発掘

●最優秀技術は同社の探査・採掘用ソフトウエアに組み込まれる

ロシア石油最大手で国営のロスネフチは5日、自社の主催するハッカソン「ITマラソン」が終了したと発表した。2030年までの長期戦略の柱の一つである業務プロセスのデジタライゼーションに役立つソリューションを発掘する目的だ。

ロスネフチによると、今年の「ITマラソン」には世界12カ国、130を超える都市から2,300人強が参加した。先端デジタル技術・人口知能(AI)ツールを用いて問題解決に適したソリューションを生み出すのが課題だ。各カテゴリーの最優秀技術は、ロスネフチの探査・採掘用ソフトウエアに組み込まれる。

今年の課題は、◇地質モデルの構築や石油生産方法の特定につながる機械学習モデルの創造◇コア(地層サンプル)分析におけるロボットの利用◇ESP(電動水中ポンプ)の故障予知◇油井管理運営の最適化――の4つだった。

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