ベラルーシ国営MAZ、モスクワの展示会に新型電気バスを出展

●欧州排ガス規準「ユーロ5」と「ユーロ6」に準拠とのこと

●部品はベラルーシ製とロシア製、車載ソフトはベラルーシ製

ベラルーシ国営商用車大手MAZは、11月29日から12月1日にかけてモスクワで開催されたバス展示会「BWエキスポ2022」に、新型の電気バスとトロリーバスを出展した。いずれも欧州排ガス規準「ユーロ5」および「ユーロ6」を満たしているという。

路線バスモデルの電気バス「MAZ 303E20」はベラルーシとロシア製の部品で組み立てられている。露部品メーカー、イテルマ(Itelma)製のトラクションエンジン制御装置(TECU)とトラクションバッテリー、およびマルチプレックス制御システムを搭載し、フレームと前車軸はMAZ製を採用する。運転席のデジタルダッシュボードはロシア製、内外装の主な部材やシート、タイヤ、電気機器などはベラルーシ製。車載ソフトウエアの開発とエンジニアリングソリューションはベラルーシ企業が担当した。

大型トロリーバス「MAZ 303T20」は乗車定員82人。定格出力155kWの誘導モーターと、蓄電システムとして電池とスーパーキャパシタ(コンデンサー)の構造を一体化したハイブリッド・スーパーキャパシタ(容量36kWh)を搭載する。

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