日本電産エレシス、ブルガリアに開発センター開設

日本電産(京都府京都市)は、子会社の日本電産エレシスが2日に、ブルガリアの首都ソフィアで開発センターの開所式を行ったと発表した。同開発センター(日本電産エレシスR&Dヨーロッパブルガリア)では、車載向けインバーターおよびオンボード・オフボードチャージャーの開発を行う。従業員数は現在、約40人で、将来的に約100人に増員する計画。

欧州における環境規制の強化や主要国における自動車の二酸化炭素(CO2)排出量規制の厳格化を受け、日本電産エレシスの車載向けインバーターや電子制御ユニット(ECU)の需要は拡大している。新設した開発センターでは、日本の本社や開発センターと連携しながら、欧州地域における顧客の要望に応じた技術開発に対応する。

日本電産エレシスは現在、セルビアに新工場を建設している。開発センターの設立により、欧州地域における開発・生産体制を整備する。また、既に進出している他のグループ会社とも連携し、欧州地域における効率的なサプライチェーンの構築を進めていく。

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