EU統計局ユーロスタットが13日に発表した2022年11月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は117億ユーロの赤字だった。赤字となるのは13カ月連続。赤字幅は前月の265億ユーロから縮小した。(表参照)
輸出は前年同月比17.2%増の2,647億ユーロ、輸入は20.2%増の2,763億ユーロ。EU27カ国ベースでは輸出が17.7%増の2,373億ユーロ、輸入が21.5%増の2,580億ユーロで、207億ユーロの赤字となった。赤字幅は前月の382億ユーロを下回った。
EUと主要貿易相手国の1~11月の収支をみると、対ロシアは輸出が36.7%減った一方で輸入が34.1%増と急拡大し、赤字が前年同期の638億ユーロから1,433億ユーロに膨らんだ。
対日は輸出が前年同期比14.7%増の657億ユーロ、輸入が12.4%増の642億ユーロで、15億ユーロの黒字。黒字幅は前年同期の3億ユーロを上回った。対米は1,376億ユーロの黒字、対中は3,700億ユーロの赤字だった。