スウェーデン自動車大手ボルボ・カーの電動スポーツカーブランド、ポールスターは1月24日、完全電気自動車(BEV)「ポールスター2」のフェイスリフトモデルを発表した。同ブランド初の後輪駆動となるシングルモーター仕様と、4輪駆動のデュアルモーター仕様の2機種を設定する。
シングルモーター仕様車は駆動系に新開発の永久磁石モーターと炭化ケイ素(SiC)インバーターを搭載する。最高出力は現行モデルの170キロワット(kW)から220kWに、最大トルクは同330Nmから490Nmにパワーアップしている。0~100km/hの加速性能は最高で1.2秒短い6.2秒となる。
デュアルモーター仕様車はメインとなる後車軸に新モーターを、前車軸には非同期モーターを配置。走行状況に応じて後輪駆動にしたり、加速時に前部モーターでサポートできるようにしている。これにより最高出力は310kW、最大トルクは740Nmとなり、それぞれ10kW、80Nm増強した。0~100km/hの加速性能は4.5秒。オプションの「パフォーマンスパック」では最高出力は350kW(加速性能4.2秒)となる。
航続距離はデュアルモーター車で592キロメートル(km)、シングルモーター車は長距離モデルで635km、標準モデルで518kmとなっており、現行比で最大105km伸ばしている。搭載するリチウムイオン電池は標準モデルが韓国LG化学製で、容量は69キロワット時(kWh)。それ以外はすべて容量82kWhの中国CATL製となる。充電出力は標準モデルが150kW、その他は最大205kW。環境性能も向上しており、二酸化炭素(CO2)排出量(1台当たり)は82kWh電池搭載モデルでこれまでより1.1トン少ない5.9トンとなっている。
新モデルは「ポールスター3」と同様に、前面カメラ(FFC)や中距離用レーダー(MMR)などで構成するアクティブセーフティ機能「スマートゾーン」を搭載する。すでに受注を開始しており、販売価格は5万190ユーロから、納車は今年7-9月期を予定している。