●事業継続を前提に譲渡先を選定する方針
●昨年のロシア事業の売上高は400億円、営業利益は78億円
ガラス大手AGCは8日、ロシア事業の譲渡の検討を開始したと発表した。事業継続を前提に譲渡先を選定する方針。これに伴い2022年10-12月期(第4四半期)に減損処理費用136億円を計上した。同社はウクライナへの軍事侵攻開始直後の昨年3月から、ガラス製造窯のメンテナンスを含めた投資を停止していた。
AGCはロシアで主に建築・自動車用ガラス事業を行っている。2022年度の同国事業の売上高は400億円、営業利益は78億円で、従業員数は約2,000人だった。