独化学大手のBASFは22日、電池リサイクル技術の開発でイスラエルのテノバ・アドバンスド・テクノロジーズ(TAT)と長期的に協力することで合意したと発表した。TATの溶媒抽出(SX)、電解採取(EW)によるリチウム抽出技術の活用により、湿式精錬リサイクル工程の改善に取り組む。
BASFはドイツのシュヴァルツハイデに、使用済みのリチウムイオン電池や工場で発生するスクラップから電池材料を回収するためのリサイクル試作工場(パイロットプラント)を持つ。
両社の協力には、TATの研究開発センターでの開発や、シュヴァルツハイデにおけるBASFのパイロットプラントの計画・建設・稼働が含まれている。パイロットプラントは年内に稼働する予定。