ガレリア―52店舗を閉鎖へ―

経営再建中の独デパート大手ガレリア・カールシュタット・カウフホーフ(GKK)は国内店舗129カ所のうち最大52店舗を閉鎖する計画だ。経営陣と交渉する従業員代表の事業所委員会が13日、明らかにした。同社は前身企業も含めて長年、経営破綻と再建を繰り返しており、直近では21年に40店舗を閉鎖したばかり。背景にはコロナ禍、高インフレに伴う消費者の支出抑制といった一過性の問題だけでなく、ネット通販の拡大など小売業界の構造転換に対応できないという根深い問題がある。

22店舗は6月末で閉鎖される。また、閉鎖対象外の店舗でも売却される可能性がある。事業所委によると、従業員1万7,400人のうち最大5,000人が整理解雇される見通しだ。解雇一時金は月給の2カ月分にとどまる。

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