ユーロ圏の10~12月期GDP 、ゼロ成長に下方修正

EU統計局ユーロスタットが8日に発表した2022年10~12月期の域内総生産(GDP)の最新統計によると、ユーロ圏のGDP伸び率は前期比0%だった。従来のプラス0.1%から下方修正された。最大の経済国であるドイツが、マイナス0.2%から同0.4%に下方修正されたことが大きく影響した。(表参照)

前年同期比の伸び率も1.9%から1.8%に引き下げられた。EU27か国ベースでは前期比マイナス0.1%、前年同期比1.7%で、こちらもそれぞれ0.1ポイントの下方修正となった。

ドイツ以外の主要国の前期比のGDP伸び率は、フランスが0.1%、スペインが0.2%、イタリアがマイナス0.1%で改定はなかった。

ユーロ圏のGDPを分野別にみると、個人消費が前期比0.9%減、設備投資が同3.6%減、輸入が同1.9%減と落ち込んだ。公共支出は0.7%増、輸出は0.1%増だった。

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