英自動車工業会(SMMT)が2月24日発表した2023年1月の乗用車生産は、前年同月比0.3%減の6万8,575台と、ほぼ前年並みだった。輸出向けが前年同月比1.5%減の5万6,379台、国内向けは前年同月比5.6%増の1万2,196台だった。
電動車(純電気自動車、プラグインハイブリッド車、ハイブリッド車)の生産は前年同月比49.9%増の2万8,329台となり、全体の41.3%を占めた。
輸出向けは全体の82.2%を占めている。1月の減少はロシア向けの輸出を停止した影響が大きい。輸出国・地域別では、欧州連合(EU)向けが全体の56.6%で最も多く、米国向けは全体の9.3%、中国向けは8.8%、日本向けは4.4%、オーストラリア向けは3.3%だった。
■ 商用車生産、1月は35.6%増加
SMMTによると、同国の2023年1月の商用車生産は9,299台となり、前年同月に比べ35.6%増加した。輸出向けが35.1%増の5,326台、国内向けは36.2%増の3,973台だった。輸出のうち、欧州連合(EU)向けは全体の91.8%を占めている。
SMMTによると、同国では、新モデルの生産開始や新しい電動バン工場の操業開始を受け、商用車生産が大幅に増える見通しであり、2023年通期で16万台を上回ると予想されている。