スウェーデン企業、衛星通信用半導体開発でポーランド新興企業と提携

●ポ社のトリウムスペースは先進衛星通信システムを手がける

●シヴァースは同社初の宇宙産業向け半導体を開発する

スウェーデンのシヴァース・セミコンダクターズ(旧シヴァースIMA)は17日、先進衛星通信システムを手がけるポーランドのトリウムスペースと提携すると発表した。同社初の宇宙産業向け半導体を開発する狙い。契約規模は185万米ドル。

今回の契約によると、年末までに特定用途向けの半導体サンプルを製作する。異なった周波数(ミリ波)に対応できる製品レンジの確立を目指している。

シヴァースでは、2024年下半期の量産に向けて、トリウムスペースと提携を継続することも視野に入れている。

トリウムスペースは2017年、ブロツワフを拠点に創業した。宇宙船や、宇宙開発・防衛用途の先進アレイアンテナ向けにソリューションを提供している。

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