ポーランドのバス大手ソラリスは24日、独ハンブルクの公共交通公社ハンブルガー
ホッホバーンから燃料電池バス「ウルビーノ12ハイドロジェン」5台を受注したと
発表した。2024年4-6月期(第2四半期)以降の納車を予定する。取引額は明らかに
されていない。
納入する燃料電池バスは全長12メートル。出力125キロワット(kW)の駆動モー
ター2個と出力70kWの燃料電池に加え、蓄電用の高性能リチウムイオンバッテリー
を搭載する。屋根にある5つの水素燃料タンクに合計1,560リットルを貯蔵し、最長
350キロメートルを走行できる。座席数は22、乗車定員は70人。後輪駆動で、車軸
に独ZF製の電動アクスルを採用している。
ソラリスは過去にハンブルガーホッホバーンに対し、水素電池を備えた電動バス2
台と、電気バス「ウルビーノ12エレクトリック」28台を納入してきた実績がある。