●開発元のシステンマは複合企業AFKシステマとは無関係
●本家と同様の機能を持つ対話型AIと喧伝
データ分析システムを手がけるロシアのシステンマ(Sistemma)は26日、米国の対話型人工知能(AI)「チャットGPT」と「同様の」機能を持つ「システンマGPT」の試験運用を開始したと発表した。まずは国内の公的機関や民間企業で事務作業の効率化に活用してもらう。
システンマによると、「システンマGPT」は米スタンフォード大学の研究成果を活用して独自に開発した。6月には画像・動画処理機能を追加し、視覚情報に基づく複雑なタスクもこなせるようになるという。
機能としては、◇ビッグデータを分析し、ニーズに沿った情報を提示できる◇顧客の質問に対応◇顧客の好みや必要に応じた製品・サービスの提示◇受注◇顧客・取引先からの電子メールに応答◇ソーシャルメディア(SNS)運用――などが挙げられている。
なお、システンマはロシアの複合企業AFKシステマとは関係がない。