独自動車工業会(VDA)は5月2日、ドイツと欧州の乗用車新車市場に関する2023年通期予想を上方修正した。第一四半期(1~3月)の販売が当初予想よりも好調に推移していることを受けた措置。
ドイツについては、通期予想を前年比4%増の280万台(従来予想:2%増の270万台)に修正した。ただ、これは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大(パンデミック)前の2019年(約360万台)を24%下回る。
欧州(EU、EFTA、UK)については7%増の1,200万台(従来予想:5%増の約1,180万台)に引き上げた。これは2019年(1,580万台)の水準を24%下回る。
中国と米国については、従来の予想を据え置いた。米国(Light Vehicle Market)については、4%増の1,430万台、中国については3%増の2,390万台を予想している。
世界全体では、前年比4%増の7,490万台(従来予想:4%増の7,460万台)を予想している。